TBSの情報番組「7daysニュースキャスター」に出演されている脚本家の三谷幸喜さん
本業でないキャスターという立場から、その魅力が垣間見られます。
脚本家という職業
そもそも、脚本家とは映画やテレビドラマ、演劇などの脚本(シナリオ)を書く人です。
従って、ストーリーの展開や登場人物の気の利いたセリフは脚本家のなせる業になる。
職業としての脚本家に憧れる人も多いですが、脚本家になるための資格試験のようなものはなく、
すべて実力の世界ですから、実績を積むしかありません。とはいえ、脚本家になるために幾つかのパターンが存在するようです。
①公募・コンクールに応募する
最も王道とされるもので、新人を対象としてもののあります。
当然、何度応募しても落選の憂き目にあい、メンタルにも堪えます。
②映像制作・舞台制作の関係で働く
とにかく、どんな形であれ、業界に入るってことです。
同じ業界で同じ空気を吸うことは、肌感覚としてニーズを掴むことや
目標を明確にできます。
ちなみに三谷幸喜さんも舞台関係の裏方からスタートしてます。
③自主制作作品
個人の努力もさることながら、支援者が必要です。
様々な条件をクリアして作品を発表した後が本当の勝負になります。
ニュースキャスター
三谷幸喜さんがTBSの「7daysニュースキャスター」に出演されてますが、
普段はオープニング・トークや最後の感想の他は、取り上げたニュース等に対して、
積極的にコメントされることは、あまり見かけません。
しかし、それだけにコメントに大きなインパクトと脚本家「三谷幸喜」の凄みが垣間見られます。
最近の例を2つ挙げてみます。
自我消耗
9月9日の放送では、海外旅行サイトによるトラブルを取り上げてました。
サイトでの予約が希望通りでなかったり、ホテルの住所等がデタラメで現地で大変困ったといった内容です。これを受けて、ゲストの東京大学薬学部の池谷教授が専門家の立場から「自我消耗」なる現象により、精神のリソースは有限であるとみられ、1つのことに気を取られると他が疎かになることの解説がありました。
この時、三谷幸喜さんが突然「”自我消耗”って紙に書いて家に貼っとくといいですね」とジェスチャー入りで発言しました。安住アナの「”あんまり追い込むなよ”ってことですね」というフォローと相まって、視聴者は「自我消耗」という言葉が印象付けられながら、すんなり入った瞬間でした。
アジア大会生中継
9月23日の放送は、中国杭州市で開催されたアジア大会の開会式と同じタイミング。
早速、冒頭から、開会式の生中継が放送されましたが、安住アナから「通訳を手配しておりませんので内容はよくわかりません」とのことわりがありました。
映像が開会宣言の場面になると、中国の主催者のスピーチに合わせて三谷幸喜さんは「ここに第19回アジア大会の開会を宣言します。みんなが力を合わせて成功させましょう、これまでの努力は今日のためです。・・・」とまるで同時通訳のように即興の開会宣言を話し始めます。
そして、ある程度のところで「・・・・限界です」と笑わせます。
一流の脚本家の手にかかれば、開会宣言などお手の物でした。
アンケート「好きな脚本家」
アンケートサイトの「ボイスノート」というマーケティングに便利なサイトがあります。
インターネット上に様々な属性の人が登録されていて、テーマに合わせて回答し、回答者にはポイントが付与される仕組みです。
厳密な調査には向かない面もありますが、予備調査や概要を知りたい場合などは重宝します。
人気脚本家についてのアンケート結果でも「三谷幸喜」が支持されていることがわかります。
◆最も好きな脚本家
回答者:テレビをよく見る907人から回答
第1位:宮藤勘九郎・・・・158人
主な作品「あまちゃん」「俺の家の話」など
第2位:三谷幸喜・・・・・150人
主な作品「古畑任三郎」「新選組」など
第3位:橋田壽賀子・・・・・83人
主な作品「渡る世間は鬼ばかり」シリーズ
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